1.「金持ち父さん､貧乏父さん｣
ロバート・キヨサキ氏の「金持ち父さん､貧乏父さん｣という本をお読みになったことがありますか？ロバートキヨサキ氏はその中で経済的立場を４つの象限に分けて説明しています｡グラフの左上の象限を「Ｅ（従業員）」、左下の象限を「Ｓ（自営業者）」、右上の象限を「Ｂ（ビジネスオーナー）」、右下の象限を「Ｉ（投資家）」としています。
サラリーマンは他人に雇用されているから「Ｅ」クワドラント（円を四等分したもの、という意味です）に属しています。雇用されている立場を脱して個人事業主になると「Ｓ」の立場になります。
ただし、ロバートキヨサキ氏の考えによれば、ＥとＳ（つまりクワドラントの左側）は、自分の時間（で出来る労働）をお金に換えているという意味で､同じ部類になります。このクワドラントに属している人（サラリーマン、自営業者）はよりお金を稼ぐためには、より長い時間働かなければ成りません｡クワドラントの右側は、他人に労働してもらって､収入を得る（ビジネスを所有する)とか、お金にお金を産ませる（投資するという意味です）立場になります。
クワドラントの何処に位置するかは、必ずしも「いい」とか「悪い｣とかではありませんし、人としての尊厳・価値に違いがある訳ではありません。ただし、「自由な時間｣を手に入れたいと欲するのであれば、クワドラントの右側に移行しなければなりません。
週末起業は、実際に起業するまでの準備期間だから、準備が整い次第､サラリーマンを辞すことが前提だと、私にメールをくれる方は皆さんそうおっしゃいます｡
でも、チョット待ってください｡週末起業を経て､起業をすることは本当にクワドラントを移行することになるのでしょうか？サラリーマンを辞めても自分の時間を販売するだけで､「自由な時間｣が手に入らなければ、クワドラントを移行したとは言えません｡
週末起業はもともと、先行き不透明な時代を生きるために、収入源を複数確保しよう、というところから発想されました。それなのにサラリーマンを辞めて週末起業一本に絞ってしまったら､再び収入源は一つになってしまいます。
自営業者になったとしても､お金をたくさん稼ぐためにはひたすら忙しい思いをすることになります。それで本当に「なりたかった自分」になれ、「夢｣を実現できるでしょうか？
誤解しないで下さい｡私はサラリーマンを辞めるな！と主張している訳ではありません。辞めるのであれば､ビジネスオーナーか、投資家というクワドラントを目指すべきだ、と言っているのです｡
おっと、「べき」という言葉を使ってしまいました｡訂正します｡人生に「べき」はありません。と、私は思っています｡自然体で生きて､そのことが幸せ（と自分で感じられるのであれば）、それはそれでいいじゃないですか。ただし「自然体で生きる｣というのは、行き当たりばったりで「流されるまま」ということではありません。少なくとも私にとって｡
そして、「幸せ｣を感じるためには「自由な時間｣が欲しいものです。お金で「夢｣を買う訳ではありませんが、しかし「自由な時間｣を得ることを含め､夢を実現するためにはお金が必要です｡そして、お金を稼ぐためにはひたすら働くか、お金がもうかる仕組み｣仕掛けを作らなければなりません｡クワドラントを移行してビジネスオーナーを目指すことが必要といわれても､そのための方法論はどうすればよいのでしょうか。
前ページに「副業も週末起業も複数の収入を得たいという意味ではたいして変わらない」という言い方をしましたが、インターネットで権利ビジネスをする、というのは実は大きく意味が違います｡インターネットではなくても例えば本を書くことも、権利ビジネスのひとつです。
つまり、もしサラリーマンを辞するのであれば、あるいは辞するまでには至らないけれど複数の収入源を築くのであれば、権利ビジネスを目指さなければ､収入は労働している時間だけで終わってしまいます｡
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２．自己啓発
会社でとっている雑誌､あるいは会社のお金で買ったビジネス書､私はどうもあれを読んだことがありません（新聞くらいは読みますが）。
でも、自分では結構本を買います｡大体1週間に1～２冊｡買わない週もあるから1ヶ月で４～５冊になります。読んだら捨てればいいんですけど、自分の本棚並べるのも好きだから貯まる一方で、カミさんには何時も叱られています｡
営業の出先で少し時間が空いた時、格好の時間つぶしは本屋に行くことです｡本も好きですが､本屋も好きです｡本屋さんのような本棚を持つことが「夢｣ですね。ちっちゃい夢ですけど。
せこくいうと本屋さんで自分のお金を払って買った本は、元を取らなければ損という考えがあるから、一生懸命読みます｡会社が買った本は、そういう気合が入らないから読まないんでしょうね。読んでも中々頭に入らなかったりします（たまにはパラパラと見たりします）。
本を読むのはメチャクチャ早いですね｡買ってその日のうちに読んでしまう場合もある位｡本当は小説も読みたいんですが､今は小説はあまり読みません｡いろいろなジャンルのものを読みたいんですが、時間がなくて｡それと、読み通す根気が薄れています。
読み出すと楽しみに毎日少しづつ読むということが出来なくて､小説や読みやすいビジネス系のノウハウ本だと、一気に読み通してしまいます。
本は、情報量や得られる知識からすると、格安だと思います｡私は結構セミナーおたくなんで、あちこちのセミナーや異業種交流会によく行きますが､どんなに安くたって1000円とか2000円はします。まぁ大体3～5000円くらいかな？
講師が著名人だったり、著名ではなくても例えばネットの世界で情報起業をしている方のセミナーだと、ン万円というのもザラですよね。
それと参加は自由意志だけれど、セミナー後の懇親会などに顔を出す（逆にそういうくだけた場所で講師とお話をしたり、参加者と名刺交換をしたりするのがセミナーを一方通行で聴くだけより効果大ですけど）費用を考えると､本は安いです。
もちろんライブのセミナーや異業種交流会はそれなりに自己啓発や人脈拡大に効果大ですが、本は持ち運びが出来て何度でも繰り返して読むことが出来る､というのが強みです。
本よりもさらに、テープとか音声ＣＤは通勤途上や営業の移動中などでも機器があれば何時でも繰り返して聴けるという点で、とても優れていると思います｡ここをクリックすると、著名人の講演や書籍などのテープやＣＤが販売されています。
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